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2011年3月31日 (木)

花粉症・インフルエンザに対応した家2 生活を脅かす要因

今年、受験生をかかえていた我が家では、いつになくインフルエンザに過敏になっていました。

受験も無事終わりほっとしたのもつかの間、お次は例年になく大量に舞うスギ花粉のおかげで家内、長男に続き私もいよいよ今年、花粉症デビューの気配です。

患った人にしかわからない辛さではありますが、これらは私たちの生活において、精神集中の不良、思考力・記憶力の低下、野外活動の不自由さなど仕事、勉強、家事にさまざまな支障をきたします。

このような日常生活を脅かす要因に対して、換気や空気清浄だけに留まらず、設計力を駆使して、動線や間取りを工夫することで、治療や予防につながる家づくりができます。

次回は、その対策についてです。

遠藤浩建築設計事務所

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2011年3月26日 (土)

花粉症・インフルエンザに対応した家1 進化する住宅

地球環境が刻々と変わりつつある状況下で、年々増え続ける花粉症患者や、毎年猛威を奮うインフルエンザウイルス。
私たちを苦しめるこれらの予防や治療の手助けになるような家が創れたら。
それが叶えれば、こんな素晴らしいことはありません。

これまで、住宅はより快適さを求めて、その間取りや仕様、構造を大きく変化させてきました。

A.猛暑の夏、極寒の冬という異常気象に対応する高気密高断熱仕様。

B.建材や接着剤に含まれる有害なホルムアルデヒドの含有量を制限し、24時間換気するシックハウス対策。

C.高齢化社会に対応する間取り・構造を工夫したバリアフリーの概念。

D.地震大国日本、今回の大地震もそうですが、度々の災害を教訓とし、技術の進歩と共により頑丈な対策が講じられて来ている耐震基準。

といった具合に快適さや安全性の追求は、より良い住まいのために常に進化を続けています。
では、花粉症やインフルエンザに対応する家とは。

それは、次回から数回にわたりお話します。

遠藤浩建築設計事務所

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2011年3月23日 (水)

大震災2

節電、募金、買いだめをしない等、出来ることからみんなでやっていきましょう。

被災建物の調査、診断等も私の範疇、その辺りも考えていきたいと思います。

そんな中、私の設計した海の見える家(富津市)のお施主さんからコメントを頂きました。

地震の被害は実質皆無で、津波の被害もなく、帰宅難民の方々を家で保護されたそうで。

海沿いであっただけに、心配しておりましたが安心しました。

また、震災地では9日ぶりに救出された方がおられたり、これも非常に明るいニュースです。

先の見えない状況下で塞ぎがちであったな気持ちを前向きにしてくれる嬉しい話です。

原発の状態も次々と起こる現象に驚かされましたが、終息の方向に向かいつつあるのでしょうか、いや、まだまだ予断を許さない状態かもしれませんが、日本中の、世界中の様々な知恵が結集され協力し合い良い方向に向かってくれることを祈ります。

私たちは、少なくともそれを邪魔しない、更に被災者支援の妨げにならないような行動をしなければなりません。

遠藤浩建築設計事務所

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2011年3月19日 (土)

寝室を見直す。(時代に合わせて)

まだ子供が小さいと、夜寝るときは家族みんなで“川の字”という、ご家庭が多いと思います。

家を建てるときはまだ、寝室、子供室、というようにキッチリ分けて創らなくても、後々、区切れれば良いわけで、住み始めは、広々と大きな寝室でみんなで並んで寝る、そんな大広間のような寝室でもいいのかなあと思うことが良くあります。

川の字状態ですと、子供室を創っても、しばらくは空き部屋となってしまうことも多いので、子供の成長に伴って徐々に間仕切を設ければよいわけです。

そして更に、子供が将来、独立して家を出て行ったときには、その間仕切を今度は、取り外して、また元の大広間に戻して使う、そんな融通性のある間取りがその時代々々の状況に合わせられるひとつの解答かなと思います。

遠藤浩建築設計事務所

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2011年3月15日 (火)

大震災

誰もが想像もしていなかった災害が起こってしまいました。

被害に遭われた方々に対しまして深くお見舞、またお悔み申し上げます。

少しでも早い事態の終息、および救援、復旧ができますことを願います。

そんな中、こんな小さな島国に対して世界各国からの手厚い支援、協力はとても有り難く助かる思いがします。

先の見えない状況で、私自身も微力ながら、一体何が出来るのかしっかり考えたいと思います。

遠藤浩建築設計事務所

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2011年3月11日 (金)

キッチンのレイアウトを見直す。(時代に合わせて)

キッチンは、対面でしょうか、壁に寄せるタイプでしょうか、はたまた、アイランド?

場合によっては、対面やアイランドキッチンは場所を取ってしまい、食堂や居間が狭くなったり、逆に、食堂や居間をより大きく取りたいときなどの妨げになってしまうことがあります。

そんな時、壁に寄せるタイプでも、アイランドキッチンよりもオシャレに、対面キッチンよりも収納力のあるキッチンを創ることが工夫次第で出来ます。

それは、収納壁に組み込んだ収納壁一体型キッチン!

ただ単に壁に据え付けたキッチンは、アパートのDKのようでチープに見えますが、壁収納と一体に見せることでデザイン性や統一感が生まれます。

しかも、収納力は、壁収納をたくさん造ることで格段に増えます。

大改造!!劇的ビフォ→アフタ-ばりに、家事テーブルやアイロン台が仕込んであったり、炊飯器や電子レンジなど家電が格納できるようになっていたり、多機能に使うことが出来ます。

こんなキッチンもアリかな、と思うのですがどうでしょうか?

遠藤浩建築設計事務所

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2011年3月 6日 (日)

オープンハウス

Dvc00030a知合いの事務所のオープンハウスで川越に行って来ました。
2千万円まで行かない1千万中くらいの住宅です。
自然素材たっぷりの住めば住むほど持ち味の出てくるお宅でした。
弦楽器の演奏会もあり、見学者もいい雰囲気で楽しまれていたようです。

予算を抑えても建売やハウスメーカーのように安っぽくならないのは、設計事務所の設計力、マネージメント力によるものなんだなあとつくづく感じました。

その辺りを建ててしまったお施主さんだけでなく、これから建てられる方にもシッカリわかって頂ければ、より良い家が出来るのだと思います。

遠藤浩建築設計事務所

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2011年3月 2日 (水)

玄関のあり方を見直す。(時代に合わせて)

玄関は、その家の顔であり、来客と対応するスペースでもあります。

しかし昨今、玄関でお客さんにお茶をふるまうかどうかはわかりませんが、接客するような行為は、1年間を通して何回あるかということうを考えると、住宅に玄関という立派な部屋がしっかり確保されていることに疑問を感じてしまうことが時々あります。

ほとんどのお宅で、ただ単に家の出入りに通過するだけの部屋として使われている玄関、その部屋の存在は、無駄と思うのは乱暴過ぎるかもしれませんが、似たような気がしてなりません。納戸にもならないし、書斎にもなりません。

そこで、
囲われた閉鎖的な玄関の存在を、如何に他の部屋と共有することで開放的で明るい空間に出来ないかを良く考えます。
たとえば、玄関を囲っている壁を可動間仕切に設定し、玄関の位置を居間や食堂に開放出来る場所に間取りを工夫します。
普段はその可動間仕切を開放して一体で使えるようにすると、広々とした明るい空間が生まれます。
お客さんの対応時には、可動間仕切をサッと閉めて、直ぐに玄関として早変わりさせます。

私のところでは、このような手法を良くプランに取り入れることが多くなって来ました。
そう考えると、普段、そんなに玄関として鎮座ましまさなくてもよいのではないかと思うことがしばしば。

断っておきますが、家全体に余裕のあるケースはこのようなことをする必要はないですよね。
小さい空間をどうやって広々とさせるか、ということの工夫のひとつです。

遠藤浩建築設計事務所

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