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2010年10月27日 (水)

設計料の出し方

建築家の設計監理料の算出の仕方に、主なところで3種類あります。

1.工事費の何パーセントというもの。(10%前後からが多い)
2.1坪あたり何万円というもの。(7万円/坪前後からでしょうか)
3.国交省告示による計算方法によるもの。(あまり一般に馴染んでないので、今回は割愛します。)

1.は、工事費に合わせて設計料が決まります。
工事費が上がると、工事範囲が増えたり、使う材料や工事のやり方に、更に知識が必要だったり、高度な技術を必要とするため、必然的にその分設計料が上がります。
だからといって、工事費を予算に合わせる予算調整のとき、工事費を下げると設計料も下がってしまうので、真剣に工事費を下げる努力をしてくれないのではないか?と思われる方も稀にいらっしゃるようですが、設計の仕事というのは、絵に描いた餅ではなく、実現して初めて報われるものなので、設計したものが予算に合わず実現しないことのほうが、断然、損失。
設計者は、予算に合わせる努力を全力で行いますので、勘違いされるのは悲しいことです。

2.は、建物の面積に合わせて、設計料が増えたり、減ったりします。
同じ面積でも建物の仕様によって、高くなるものも、安くなるものもあります。一番安い仕様で1坪あたりの単価設定は出来ないでしょうから、どうしても高めの設定になりがちです。
しかし、工事費が上がっても設計料が上がらなくて、安心と思われる方も少なくありません。

それぞれ、算出方法は違いますが、上記のことを考えると、実は、設計料のトータルでは、あまり変わらないといってもいいかもしれません。
2.の方法も、面積の取り方によって違ってきます。金額のほうが明解なので、工事費の何パーセントというほうがわかり易い、という方もいらっしゃいます。

設計事務所が、これらいくつかの算出方法を採用していますが、それぞれのお宅ごとに条件が違いますので、十派一からげに全てその方法に当てはめてしまうのも難しく、ケースバイケースで施主さんに合わせていくのが本当のところだと思います。

実現していいものが出来て初めて、“やってて良かった!”と思える仕事なので、建築家は、労力を惜しまず設計料以上の仕事をやってしまうのが実情です。
そのような一面もあることを、知っておいて頂きたいと思います。

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