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2010年9月 9日 (木)

ハウスメーカーと設計事務所の違いついて

よく比較されると思いますが、ハウスメーカーの宣伝力が凄まじい分、設計事務所もハウスメーカーと同じ目線で見られてしまうことが多いようです。

ではいったい何が違うか、
ハウスメーカーは、家という商品を売っている会社です。自動車をカタログで選んだり、試乗して買うのと同じです。
一方、設計事務所の場合には、家は商品ではありません。
全て特注、出来上がるまで誰も完成した状態を見ることが出来ません。
お施主さんと建築家が相談しながら、まだ見ぬ夢の実現に向っていっしょに創っていくものです。
さてこの差はどんなところに現れてくるのでしょう?

1.設計の進め方が違います。

ハウスメーカーでは自由設計といってもパターンが決まっています。
しかし システム化されていますので、システムに合いさえすれば、さまざまな先の見通しが立ちます。
プランも直ぐ出来るし、工事費も早い段階でわかります。
そこで、“工事請負契約”となり着工です。

設計事務所は 最初に概略をヒアリング、スケッチし“設計監理委託契約”をして頂きます。
それから、お施主さんといっしょに2人3脚で試行錯誤しながら練り上げていきます。
全てがオーダーで出来、他にはないその方だけの家を創り上げるわけです。
工事費に関しても同じように、工務店から上がって来た見積をいっしょに必要なもの不必要なものを選り分けながら調整して行き、いよいよ、設計事務所立会いのもと、工務店と“工事請負契約”をして着工です。

2.設計料が違います。

ハウスメーカーでは 設計料的なもの(設計料、システム開発費、宣伝費、営業経費、展示場の経費等)総工費の30~35%が工事額に含まれています。(特に見積項目があるわけでなく 全体に行き渡って入っています。)
有名女優を使ったCM、展示場の住宅、立派な社屋、多くの営業マン、システム開発などいろいろな経費がかかるのでしかたありません。
2000万の家は 2700万に、3000万の家は 4050万位になります。

設計事務所で「いっしょに創って行きましょう」というのと違い、自動車と同じように メーカーが商品化した家を提供してくれるものなので、お施主さんにとって、家を手に入れる作業がかなり楽になります。

設計事務所では、総工費の10~15%位が設計料ですので、金額だけの比較では、これだけの開きがあります。ただ、いっしょに創って行かなくてはならないので、大変です。商品をポン!と買うのとは分けが違います。

3.プランが違います。

ハウスメーカーは、6帖、8帖、10帖というような部屋を並べ、機能を満たしていくプランの作り方です。あまり難しくは考えず、誰にでも分り易いプランが出来ます。

設計事務所では その敷地が持っている固有の条件を読み取り、光や風の入り方や 四季の過ごし易さ、気持ち良さを考えます。そして家族の関わり合い方を演出したり 使い勝手等を考慮しながら 微妙にプランを変えつつ全体の構成を考えていきます。
そこに その方だけの家が 誕生するわけです。
システム化では 割り切れない設計者のセンスが発揮されます。
それを 最初から最後まで その設計者がトータルで設計監理することで完成させます。

“家を建てる”といっても、ハウスメーカーと設計事務所、かなり違うと思いませんか?
さて、あなたならどちらにご自分の家を託されますか?

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