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2007年4月28日 (土)

厳選ウッドデッキあれこれ

Deck1_5庭が大きく様々な植栽が沢山ある羽生の家は、庭を眺めるウッドデッキです。インドネシア産のウリン材(厚み40mm)を使い、雨風に耐え、長~く、長~く腐らない木を使いました。(半永久的といわれています。)塗装はしていません。存在感のあるデッキです。

道路より2m高い所にある浦和の家は、日向ぼっこをしたり、涼んだりするウッドデッキです。茶の間の床の高さと同じレベルなので、茶の間の延長として、茶の間が外部に繋がっていく広々感があります。

コスト面で杉(厚さ30mm)を使っていますが、持ちは、塗装をこまめにすれば、長く使えると思います。

広~い、広~い12.5畳分の大きさのある北浦和の家のウッドデッキは、それはもう、ウッドデッキというより、庭です。

南側に建ち並ぶ隣家の影になりがちな庭を、居間の床まで持ち上げて、少しでも日当りを確保出来る庭を創ろうという考えです。

アフリカ産のブビンガ材を使用。

これも目が詰まっていて、長~く雨風に耐える材料です。コストを抑えるために、土台や束は、廃プラスチックを固めたものを使用。これも半永久的なもので、シッカリとデッキを支えます。

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2007年4月27日 (金)

見学会

内田産業さん施工の住宅見学会に行って来ました。

子供4人の6人家族、77坪の家、室内ゴルフ打放し場のある大きめの2階建ての家でした。

この家を設計した設計事務所は、いつも、コンセプト、ギンギンのアクロバッチックな家が多いスタイルですが、今回の作品はシンプルに、スッキリと、しっとりと上品にまとまった家で、“こういうのもやるんだ“という印象でした。

それをつくり上げた内田産業さんの技術力は、なかなか信頼できるものがありました。

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2007年4月24日 (火)

昔ながらの板塀で隠すバスコート

Basukoto2abこの風呂場には、昔ながらの板塀で隠すバスコートがあります。

その縁側でハダカのまま、夕涼みしていても、何処からも見られません。

一坪の浴室に一坪半の庭が取り付いています。

そこには、近所の視線を気にしない、ハダカでいられる開放的な空間が広がります。

(浦和の家)

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2007年4月16日 (月)

ローコスト建具

予算調整の際いつも思う、木製建具ってもっと安く出来ないものかと・・・。

無垢の木枠で造る框戸は高い、両面合板のフラッシュ戸は中くらい、次に、フスマ戸や障子だろうか。

フスマや障子の値段で普通のドアが出来れば木製建具工事の値段が抑えられる。

1軒の家で木製建具工事が100万円前後くらいはかかってしまうコストを1/2,1/3に抑えられるだろう。

建具の少ないプランにするとかフスマや障子に全てしてしまえば抑えられるわけだが、それでは能がないし・・・。

そこで、考えたり、捜したりすると、基本的な建具の骨組みは障子の部材を使って、組子は付けず、和紙の部分を中空ポリカーボネートあるいは、透けるダンボール、Uボードなどにするのはどうだろう

家の中で、たくさん使えば使うほど、部屋に柔らか味がでて、優しい感じになる。

家族の気配も感じられて、ほんわかした感じでいいかもしれない。

ちなみに、浦和の家は全て障子で仕切った。

板戸に比べて、空間が物凄く優しい感じに仕上った。

中空ポリカは、大改造!!劇的ビフォ→アフターの家や北浦和の家で使っているが、今度は、それを一歩進めた建具を考えてみようと思う。

場合によっては、厚さ8mmくらいのただのダンボールを枠にはめ込んでもいいかもしれない。

8002000のダンボールは、500円くらい、値段はOK、色味もダンボールのクラフト的な色合いが自然素材の空間にピッタリ!。シンプルな空間にも、それがアクセントになって面白い。

汚れたら、まとめ買いして置いたダンボールを戸の上から落とし込めば新品になるって、どうでしょう。

限られた予算を頭に置きながら、様々な素材を捜すのも楽しいもので、設計の醍醐味かもしれません。

ただ、建築の材料は、出来た時が良ければ終わりではなく、その後、長く持つことや、簡単に取り替えられること、塗り替えればキレイになることなども含んで、選ばなくてはいけません。

写真は、浦和の家。建具を全て障子にすることで、空間が真綿に包まれているような優しい感じになりました。

Syouji1_8    

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2007年4月10日 (火)

北浦和の家HPアップ

Midtowna_1昨年末竣工の北浦和の家、HPにアップしました。

長く、長~く住める家だと思います。

良い家になりました。こちら→

日曜は、黒川さんの国立新美術館と安藤さんの21_21DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン内)を見学に・・・。

美術館で、周防監督を見かけましたが、お連れの女性は、草刈民代さんではなかったのが残念でした。

それにしても、黒川さんが木の格子をやると本物の木に見えないのはどうしてでしょう。

安藤さんのアプローチの動線計画は、相変らず長いですね。そもそも、桂離宮の徐々に、徐々に、もったいぶらせながらアプローチさせるところから来ているのでしょうけど。

川越のビルのリフォームもいよいよ着工です。

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2007年4月 6日 (金)

シンプルモダンの家 VS 木質系自然素材の家

“シンプルモダンの家 VS 木質系自然素材の家”を遠藤浩建築設計事務所のHPにアップしました。 こちら→

あなたは、果して、どっちですか?

自然素材、木の家がもてはやされていた一時代が過ぎ、また、シンプルモダンが流行っ

てます。

近代建築のベースにあるのは、シンプルなデザイン。

余計な装飾を排除して、建物の設計意図を優先した表現なのでシンプルになる。

シンプルモダンにも、木質系自然素材にも、掘り下げると定義づけが人それぞれ、いろいろあるでしょうけど、難しいことは抜きにして、さて、どっちがお好み?

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