書斎
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この家は、数年前の作品、荻窪の家です。
ガラスブロックの大きな壁や階段室全部がガラスのトップライトからの光が、家中を明るく、明るくしてくれます。
全部がガラスの階段室は居間にも降りて来ます。その階段の壁の部分もガラスにすることで、上からの光を取入れるのと同時に、上下に分けた2世帯の気配をそれぞれが感じられるように視覚的に楽めるようにしました。
玄関側の外部に取り付いたアルミパンチングメタルの屏風は、人を招き入れるデザインにしています。
その内側には、1,2階共トイレ、洗面、浴室が組み込まれ、その浴室には、坪庭を設け(アルミ縦ルーバーのところ)、お風呂に入りながら、数本植えた竹を眺めるという設定で癒しを求めました。
また、玄関の前にガラスブロックのスクリーンを立てることで、玄関ドアを開いた時に家の中まで見えないように、そのスクリーンが道行く人の視線を微妙に遮ります。しかし、玄関ポーチが暗くならないように光は、通します。
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エンドウヒロシの設計する木造の家は、何故、天井を張らないで梁や屋根を支えるタル木が見えているのでしょう。(ちなみに、柱は、見せると視覚的にうるさいので、白い壁で隠します。)
1、壁同様、屋根も外断熱にしています。しかも、断熱性能を上げるために、タル木の上に厚板30mmを載せて、その上に断熱材を敷いています。その厚板を隠して天井を張ってしまうのは、もったいなのと、その住宅の性能を見せたいということ。
2、空間に暖か味を醸し出すために、ある程度、視覚的に木を見せたいということ。
3、通常、屋根を支えるタル木は、450mmのピッチに並べられますが、その上に載せる板に30mmの厚板を使うことで、900mmピッチの間隔に出来ます。そして、屋根を頑丈にするために、タル木を120mm角(柱と同じサイズ)にします。できれば、そのタル木も見せたいということ。
4、天井を貼らないと200mmくらいは、天井が高くなるので、空間も広がります。
外断熱通気工法にした場合のムダを省いたデザインにしているということなんです。
次回は、さかのぼって少し前の仕事で全然正反対の家を紹介します。木質系でなくシンプルモダンの家です。
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